文化庁メディア芸術祭

第22回 審査委員

Jury Members

  • アート部門
  • エンターテインメント部門
  • アニメーション部門
  • マンガ部門
  • 選考委員

アート部門

阿部 一直

キュレーター/アートプロデューサー

1960年、長野県生まれ。東京藝術大学美術学部藝術学科美学専攻卒。90~01年キヤノン株式会社「アートラボ」プロジェクト専任キュレーター。古橋悌二「LOVERS」(京都芸術センター、2016)、三上晴子「molecular informatics」(山口情報芸術センターYCAM、2011)、Knowbotic Research「IO_DENCIES」(キヤノン・アートラボ、1997)など、数々のオリジナルプロジェクトを手がける。01年より山口情報芸術センターYCAM開館準備室、03年~17年3月山口情報芸術センターアーティスティックディレクター、副館長兼任。YCAMでは、池田亮司「datamatics」(2006)「supersymmetry」(2014)、大友良英「ENSEMBLES」(2008)、坂本龍一+高谷史郎「LIFE-fluid,invisible,inaudible…」(2007)、C.ニコライ+M.ペリハン「polar m」(2010)、真鍋大度+石橋素「particles」(2011)、グループ展「Vanishing Mesh」(2017)、「コロガル公園シリーズ」(2016)など数多くのオリジナルプロジェクトをキュレート/プロデュース。06年ベルリン「transmediale award 06」国際審査員。09年台北「第4回デジタルアートフェスティヴァル台北/デジタルアートアワーズ」国際審査員、14年~16年文化庁芸術選奨メディア芸術部門選考審査員。17年韓国光州市ACC「第3回ACC Festival」ゲストディレクター。

他4名

エンターテインメント部門

遠藤 雅伸

ゲームクリエイター/東京工芸大学教授

1980年代よりアーケードゲーム、家庭用ゲーム、PCゲーム、カードゲーム、携帯電話アプリゲーム、スマートフォンアプリゲームなど、あらゆる分野でジャンルにとらわれず多くの作品を制作してきた日本ゲーム作家の草分け。現在はゲームに関する教材の考案などに力を入れ、後進クリエイターの育成に努めるとともに、日本におけるゲーム研究の牽引役として活動している。

川田 十夢

開発者/AR三兄弟 長男

1976年、熊本県生まれ。99年にミシンメーカーに就職。面接時に書いた「未来の履歴書」の通り、同社ウェブ周辺の全デザインとサーバ設計、全世界で機能する部品発注システム、ミシンとインターネットをつなぐ特許技術発案などをひと通り実現する。09年に独立し、やまだかつてない開発ユニット「AR三兄弟」の長男として活動。主なテレビ出演番組に「笑っていいとも!」「情熱大陸」「課外授業 ようこそ先輩」など。近年の活動として、『星にタッチパネル劇場』(東京・六本木ヒルズ)、『ワープする路面電車』(広島)を発表。渋谷でコントライブ『テクノコント』を旗揚げするなど、実空間を拡張することにも乗り出している。毎週金曜日2200分からラジオ番組「INNOVATION WORLD」(J-WAVE)が絶賛放送中。ジャンルとメディアを横断する、通りすがりの天才。

齋藤 精一

株式会社ライゾマティクス代表取締役/クリエイティブディレクター

1975年、神奈川県生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエイティブとして活動し、03年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。帰国後はフリーランスのクリエイティブとして活動し、06年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数つくり続けている。09年より国内外の広告賞にて多数受賞。現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、京都精華大学デザイン学科非常勤講師。13年D&AD Digital Design部門審査員、14年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員。15年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、六本木アートナイト2015にてメディアアートディレクター。グッドデザイン賞2015-2016審査員。

佐藤 直樹

アートディレクター/多摩美術大学教授

1961年、東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。94年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。98年、アジール・デザイン(現Asyl)設立。2003─10年、アート・デザイン・建築の複合イベント「セントラルイースト東京(CET)」プロデュース。10年、アートセンター「アーツ千代田 3331」立ち上げに参画。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。個人展示として、「そこで生えている。」(Trans Arts Tokyo 2013─/大館・北秋田芸術祭2014)ほか。美学校「絵と美と画と術」講師。

中川 大地

評論家/編集者

1974年、東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程単位取得後退学。ゲーム、アニメーション、ドラマなどをホームに、日本思想や都市論、人類学、情報技術などを渉猟して現実と虚構を架橋する各種評論などを執筆。カルチャー批評誌『PLANETS』副編集長。著書に『東京スカイツリー論』(光文社、2012)『現代ゲーム全史 文明の遊戯史観から』(早川書房、2016)。共著・編著に『思想地図vol.4』(NHK出版、2009)、『あまちゃんメモリーズ』(PLANETS・文藝春秋、2013)など。村上隆監督のアニメーション作品『6HP』に脚本・シリーズ構成で参加。

アニメーション部門

宇田 鋼之介

アニメーション監督・演出

1966年、静岡県生まれ。東京デザイン専門学校アニメーション科卒業。86年に劇場版『トランスフォーマー』に演出助手見習いとして参加し、87年よりテレビアニメーション『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』の演出助手・制作進行をはじめ、『美少女戦士セーラームーン』『金田一少年の事件簿』など、数々の東映アニメーション作品の演出を手がける。また、『銀河へキックオフ!!』『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』『ONE PIECE THE MOVIE』『虹色ほたる~永遠の夏休み~』(第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品)『女川中バスケ部 5人の夏』など、テレビアニメーションや劇場版アニメーションの監督を務める。

西久保 瑞穂

映像ディレクター

1953年、東京都生まれ。72年、早稲田大学放送研究会所属。76年、株式会社竜の子プロダクションに入社。79年に退社後、出崎統に師事。その後フリーとして、テレビアニメーション、オリジナルビデオアニメーション、劇場映画、CMPV、ゲームなどのディレクションに携わる。劇場映画『アタゴオルは猫の森』『宮本武蔵双剣に馳せる夢』『ジョバンニの島』、オリジナルビデオアニメーション『街角のメルヘン』『エイジ』『電影少女』、テレビアニメーション『みゆき』『赤い光弾ジリオン』『天空戦記シュラト』『お伽草子』、CM『夢のかなう場所』『NEXT A-Class』、ゲーム『やるドラシリーズ』などの監督を務める。また『イノセンス』をはじめとする一連の押井守監督作品では演出を担当。『ジョバンニの島』はアヌシー国際アニメーション映画祭(フランス)、ファンタジア国際映画祭(カナダ)、毎日映画コンクール(日本)、シカゴ児童映画祭(米国)など世界8カ国で15の賞を受賞。

森野 和馬

映像作家/CGアーティスト

1966年、静岡県生まれ。株式会社ストライプファクトリー代表。多摩美術大学非常勤講師。世界最高峰のCG学会シーグラフにおいて、93年から現在までにアート作品、CM等の商業作品で10本の作品で入賞を果たす。アルスエレクトロニカ、Imaginaなど海外の受賞多数。東京都写真美術館、東京都現代美術館をはじめ、さまざまな企画展に参加し、国内外で精力的に活動している。また一方でCMディレクターとしても活躍。東芝、サントリー、日テレなどのモーショングラフィックスも手がける。ほかに愛知万博「瀬戸日本館」1階の総合ディレクター、Ken Ishiiや井上陽水のプロモーションビデオ、ライブVJとしても注目を集める。2015年3D作品の個展「PINK SKIN」開催。

横田 正夫

医学博士/博士(心理学)/日本大学教授

1954年、埼玉県生まれ。7276年、日本大学芸術学部映画学科映像コースにてアニメーションを学ぶ。79年、日本大学文理学部文学研究科心理学専攻博士前期課程修了、82年、同博士後期課程満期退学。91年以降アニメーションに関する研究成果を、日本映像学会、日本アニメーション学会、国際アニメーション学会などの大会で発表、同時に学会誌への論文発表も行なってきた。アニメーションに関連した活動に、I Castelli Animati招待講演、プチョン国際学生アニメーション映画祭の審査委員および講演などがある。日本アニメーション学会理事、公益社団法人日本心理学会理事長、一般社団法人日本心理学諸学会連合理事長。主著に『アニメーションの事典』(共編著、朝倉書店、2012)、『Japanese Animation: East Asian Perspectives』(共編著、University Press of Mississippi2013)、『アニメーションの臨床心理学』(誠信書房、2006)、『アニメーションとライフサイクルの心理学』(臨川書店、2008)、『日韓アニメーションの心理分析』(臨川書店、2009)、『メディアから読み解く臨床心理学』(サイエンス社、2016)、『大ヒットアニメで語る心理学:「感情の谷」から解き明かす日本アニメの特質』(新曜社、2017)など。

他1名

マンガ部門

表 智之

北九州市漫画ミュージアム専門研究員

1969年、大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程(後期)修了。博士(文学)。京都精華大学にて「京都国際マンガミュージアム」の開館に携わり、研究員として学芸全般に関わった後、2011年より現職に就き、学芸業務の統括に従事している。また、17年に発足した「創作同人誌展示即売会 九州コミティア」を主催する任意団体「九州コミティア・ミーティング」の副代表も兼務。日本マンガ学会では13年度から17年度まで理事を務めた。主な業績に『マンガとミュージアムが出会うとき』(金澤韻・村田麻里子と共著、臨川書店、2009)、『差別と向き合うマンガたち』(吉村和真・田中聡と共著、臨川書店、2007)、『「はだしのゲン」がいた風景-マンガ・戦争・記憶-』(吉村和真・福間良明編著、梓出版社、2006)など。作家特集本の作品年譜・作品解説も多く手がける。

川原 和子

マンガエッセイスト

1968年、広島県生まれ、福岡県育ち。幼稚園教諭、アニメーション制作会社ガイナックスの広報等を経てフリーに。マンガに関するエッセイ執筆やインタビューなどを行う。著書に『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版、2009)。主な連載に、女性向けウェブサイト『SmartWoman』(日本経済新聞社、現『日経ウーマンオンライン』)にて「恋愛のお手本は、いつも少女マンガ」(2005)、ウェブマガジン『Webnttpub.』(NTT出版)にてマンガ時評「此れ読まずにナニを読む?」(2007~14)。現在、同ウェブマガジンにて「マンガこそ読書だ!!」を連載中。『総特集 三原順』(河出書房新社、2015)などにエッセイ寄稿。ムック『池田理代子の世界』(朝日新聞出版、2012)では編集協力、及び執筆を担当。日本マンガ学会第10回大会(2010)にてシンポジウムのパネリストや、東京工芸大学にてゲスト講師なども務める。

白井 弓子

マンガ家

1967年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業。コミティアなど創作同人誌即売会を中心にマンガを発表。2007年に自費出版の『天顕祭』で第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞を受賞。08年同作商業版をサンクチュアリ・パブリッシングより刊行される。09年『月刊IKKI』にて『WOMBSウームズ』を連載開始。同作は平成22年度[第14回]文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品となる。完結後、16年日本SF大賞を受賞。17年より日本SF作家クラブ会員。コミックスはほかに『白井弓子初期短編集』(2010)、『ラフナス』(2013〜15、平成27年度[第19回]文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品)『イワとニキの新婚旅行』(2017)がある。現在、『ミステリーボニータ』にて『大阪環状結界都市』を連載中。
ウェブサイト「弓工房」http://yumikoubou.com/

西 炯子

マンガ家

1226日、鹿児島県生まれ。1988年に小学館プチフラワー3月号にて『待っているよ』でデビュ-。代表作に『STAY』シリーズ(200206)、『電波の男よ』(2007)、『娚の一生』(200812)、『姉の結婚』(201014)などがある。『娚の一生』は平成22年度[第14回]文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品となる。マンガ作品以外に小説の挿絵なども手掛ける。2006年、『STAY~ああ今年の夏も何もなかったわ~』が古田亘により実写映画化され、15年、『娚の一生』が廣木隆一により実写映画化される。現在、『月刊flowers』にて『初恋の世界』、『ビッグコミックオリジナル』にて『たーたん』などを連載中。

みなもと 太郎

漫画家/マンガ研究家

1947年、京都府生まれ。67年、デビュー。ギャグとシリアスが混在した作風で人気を博す。2004年、歴史マンガの新境地開拓とマンガ文化への貢献により、第8回手塚治虫文化賞特別賞受賞。平成22年度[第14回]メディア芸術祭優秀賞受賞。代表作に『風雲児たち』シリーズ、『ホモホモ7』『挑戦者たち』のほか、『ドン・キホーテ』『レ・ミゼラブル』などの世界名作シリーズがある。

選考委員

アート部門

伊村 靖子 (情報科学芸術大学院大学講師)

金澤 韻 (インディペンデント・キュレーター/十和田市現代美術館学芸統括)

田所 淳 (クリエイティブ・コーダー)

藤川 悠 (茅ヶ崎市美術館学芸員)

渡邉 朋也 (美術家/タレント)

他1名

マンガ部門

おぎの ひとし (マンガ家/東京工芸大学助教)

小田切 博 (フリーライター)

倉持 佳代子 (京都国際マンガミュージアム研究員)

西原 麻里 (愛知学泉大学講師)

松田 尚正 (マンガ家/京都造形芸術大学講師)

三浦 知志 (尚絅大学准教授)

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