文化庁メディア芸術祭

2016.8.8
アート部門審査委員から届いたメッセージをご紹介

9月9日(金)まで作品募集中。
アート部門審査委員から届いたメッセージをご紹介します。

 

石田 尚志(画家/映像作家/多摩美術大学准教授)

文化庁メディア芸術祭の審査をして、この賞の意義を痛感した。その多くが現代の先端的な技法や形式その ものの探求ではあるのだが、同時にどの仕事ももっとも古く、そして普遍的な対象と向き合おうとするもの だったからだ。こうした表現の根幹への希求が、世界中から集まる作品に共通していることに、心打たれた。

 

佐藤 守弘(視覚文化研究者/京都精華大学教授)

かつての科学者たちは、エーテルという媒質が宇宙空間に偏在し、光や電磁力を伝えていると考えていましたが、 今日のメディア技術は、まるでエーテルのように私たちの環境のあらゆる細部に不可視のまま存在し、私たちの コミュニケーションを媒介しています。それは単なる道具ではなく、コミュニケーションそのものを変質させて います。モダニズム以降のアートが考え続けてきたのがコミュニケーションにおけるメディアとは何であるかと いう問いであったとするならば、その問いは今日、どのようになされるのだろうか。応募される作品が、それを 考えるきっかけになればと個人的に期待しています。

 

中ザワ ヒデキ(美術家)

メディア・アートとは何か。ただのアートとは違うのか。今日、メディアという接頭語なしに単にアートと称する なら、それは油彩や水彩のみならず、デジタル技術や身体技法、コンセプチュアルからワークショップまで、 種々のメディアによる表現を幅広く含む。では第20回文化庁メディア芸術祭アート部門のレゾンデートル は何か。「メディアとは何か」を自問するアートの現在形の提示ではないか。

 

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