文化庁メディア芸術祭
第20回

エンターテインメント部門

優秀賞

Pokémon GO

アプリケーション

『PokémonGO』制作チーム(代表:野村達雄) [日本]

©2016 Niantic, Inc. ©2016 Pokémon. ©1995-2016 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
作品概要

位置情報を活用した、スマートフォン向けゲームアプリである。現実世界そのものを舞台として、地図上に出現する「ポケモン」を捕まえるために、プレイヤーは外出して徒歩で探索する。ポケモンが近くに現われるとスマートフォンが振動し、地図上に出現したポケモンをタップすることで、AR(拡張現実)機能によってカメラ越しの景色にポケモンが現われる。ポケモンは「モンスターボール」を投げることで捕獲できる。収集したポケモンを育成したり、ほかのプレイヤーと「ジム」でバトルを楽しんだりすることもできる。マップ上に現われる特定のスポット「ポケストップ」では、ポケモンを捕まえるために必要な道具モンスターボールなどを手に入れることができる。前作『Ingress』に続き、‶Adventure son foot(歩いて冒険する)"という理念のもとに制作された。

http://www.pokemongo.jp/
贈賞理由

世界規模の陣取り合戦を実現したゲーム『Ingress』に、大ヒットゲーム『ポケットモンスター』のキャラクターと世界観が融合した。『Ingress』でプレイヤーたちが収集したランドマークを使って世界各地に「ポケストップ」や「ポケモン」たちが現われ、現実の位置情報に虚構のレイヤーが重なり、世界を彩った。ぼくたちは遊ぶために外へ出た。レアポケモンが出現しプレイヤーが押し寄せて混乱した。ポケモンを探していたら指名手配犯を見つけてしまった。運転中にプレイして交通事故やトラブルが起きた。駅や神社などはプレイに適切ではないとして対策を求めた。ひきこもりが外に出た。鬱々としていた人が歩いて元気を取り戻した。さまざまなことが起こった。ただのヒットゲームではなく社会現象になった。もちろん解決すべき問題は解決しなければならないが、エンターテインメントが、世界を大きく変えることがはっきりと目撃されたのだ。(米光一成)


プロフィール
『PokémonGO』制作チーム(代表:野村達雄)
日本
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