文化庁メディア芸術祭
第20回

功労賞

松武 秀樹

作曲家/編曲家/シンセサイザー・プログラマー

Photo by Nobuhiro Takata
プロフィール

1951年、神奈川県生まれ。70年の大阪万博で「スイッチト・オン・バッハ」(1968)を聴き、シンセサイザーの音色や自動演奏に興味を持つ。71年、冨田勲のマネージメント会社インターパックに入社し、アシスタントとしてモーグ・シンセサイザーによる音楽制作に従事。74年、音楽制作会社エム・エー・シーを設立し独立。78–82年にかけてYELLOW MAGIC ORCHESTRAのスタジオ録音、国内外ツアーにシンセサイザー・プログラマーとして参加する一方、数々のアーティストのレコーディングに関わり、シンセサイザー・サウンドを世に広く普及させた。81年には自己のユニットLOGIC SYSTEMを結成し、これまでに15枚のアルバムを国内外で発表。88年AKIHABARA ELECTRIC CIRCUS、93年BEAT MUSIKを結成。95年阪神・淡路大震災の復興支援チャリティユニットWITH YOU、2011年東日本大震災ではGuitarManのイベントに協力ミュージシャンとして参加。15年に著書『松武秀樹とシンセサイザー』(DUBOOKS)、17年に活動45周年を記念するCD BOX SET『ロジック・クロニクル』を発表した。

贈賞理由

松武による先駆的な活動は、モーグ・シンセサイザー・プログラマーの第一人者として展開したユニットLOGIC SYSTEMや自らの作品群のみにとどまらない。故・冨田勲のアシスタントとして音楽制作に従事し、大型シンセサイザーを操りYELLOW MAGIC ORCHESTRAの世界ツアーに同行し、矢野顕子、BOØWY、松任谷由実ら多数のアルバムに参加、無数のロック、ポップス、CM・アニメーション・特撮番組の名作音楽を支え成立させた、カタリスト=触媒的な人物像も併せて非常に高く評価された。また、チャリティや後続育成への多大な貢献も特筆すべきである。(森山朋絵)

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