文化庁メディア芸術祭
第22回

功労賞

三田村 畯右

筑波大学名誉教授

プロフィール

1936年、岐阜県生まれ。64年、東京教育大学芸術学科彫塑専攻卒業。66年から70年にかけて、スウェーデン王立美術院大学およびイタリア・フィレンツェ美術アカデミーに留学。帰国後、弘前大学講師を経て76年筑波大学芸術学系に転じ、〈総合造形〉コースの創設に携わった。87年教授、92年芸術学系長、95年芸術専門学群長。2000年退官し名誉教授。この間、80年からホログラフィー・アートに取り組み、96年Holography Award(Shearwater Foundation, USA.)。〈総合造形〉の教育では、造形制作を基礎にホログラフィーを含むメディア技術を取り入れ、ハイテクノロジー・アートからメディアアートへの動向を支えた。結果、岩井俊雄、明和電機、近森基、児玉幸子、クワクボリョウタ、タムラサトルら多くのメディアアーティストなどを輩出している。

贈賞理由

日本を代表するホログラフィー作家として、国内外でアート&テクノロジーの展示・教育プログラムに携わり、アルスエレクトロニカなどに招へい参加。グループアール・ジュニ、ハイテクノロジー・アート国際展や多くの著作を通して先駆的に活動し、創設間もない筑波大学の総合造形領域に最初期の教授陣(山口勝弘、河口龍夫、篠田守男)を招き、ユニークなメディア芸術教育を展開した。「モノの芸術」と「メディアのアート」を両にらみで楽しむ教育精神でこの領域を支え、石原恒和、原田大三郎、岩井俊雄、明和電機ら多くのつくり手を輩出した貢献は大きい。(森山 朋絵)

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